ドクターズインタビュー vol2. 若林保良

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困った人を助ける仕事に就こう。それが医師だった。

今回は、弊社からの健康診断業務に多くご勤務いただいております、若林 保良 先生に医師として、教育者として、そして研究者として歩んでこられましたお話を伺いました。

インタビュアー

それではまず、若林先生が医師を目指されたきっかけについてお聞かせください。

若林

あれは確か、私が小学4年生の頃だったでしょうか。人体図鑑に大変興味を持ち、「人のカラダの構造はいったいどうなっているのだろう」と一日中眺めていた時期がありました。きっと、私の今の職業にいたる出発点はあの時期だったのでしょうね。
もう一つあるとすれば、小さい頃から父親には「人を助ける仕事をすべきだ」ということを教えられてきましたので、将来は、困った人を助ける仕事に就こうと考えていました。

インタビュアー

それが、「医師」でいらっしゃったのですね。

若林

そうです。でも医大の受験は、もうそれは必死でした。 進学の条件として両親から与えられた指令は、何としても現役でなければならなかったし、家から通える大学でなければなりませんでしたから・・・。
今もそうなんですが、そもそも私は少し変わったところがあるんですね。医学部に入って、医師としての道を歩みながらも、どこかで、「人間とは何だろう?」「人は何の為に生きているのだろう?」といった疑問を持つ学生だったんです。

インタビュアー

その後、京都府立医科大学で研修医として過ごされた訳ですが・・・。

若林

そうですね。私は、「内科」、特に「糖尿病」について専攻しました。数人の病棟患者さんを受け持つのですが、当時はやはり、非常に大きな責任を感じましたね。受け持ちといっても、きちんと指導官がついてくれていましたし、診察もわたしが実際にすることは、ありませんでしたが・・・。

インタビュアー

若い研修医の先生が、「人の命」、「健康」をあずかるということを、初めて経験され、また大きな責任を感じられた時期なのですね。

若林

確かにそうなんですが、どうもこの緊張感というのは、年齢の問題だけでもなさそうです。私は、研修医時代から約30年近く臨床現場から離れていましたから、4年前にメディカルスクウェアさんに登録し、初めて健康診断のお仕事に就いた時には、大変緊張しましたよ。長年、研究をしてきた者にとって、生身の、「人の身体を診る」ということは、今も変わらず緊張を感じる仕事です。

インタビュアー

そして、研修医時代を経て、次に先生が選択された道が「研究」ですね。臨床現場と研究室・・・選択への迷いというものは、ありませんでしたか。

若林

迷いはありませんでした。私は先にもお話ししましたとおり、「人とは何か?」という ことに大変関心がありましたから、研究室へ進むことはむしろ自然であったと思います。
私は、医師として「生化学の研究」をしていったのですが、例えば、それはこういうこと なんです。「血液中に糖分が多いと健康に良くない。」これは、誰もが分かっていることです。
糖という物質は、非常に吸着力が強い為、糖分が体内のいろんな組織にくっついて しまうんですね。そして、血管を細くしてしまい、色々な病気を引き起こす原因となる、では、「それは何故か?」と問われると、答えに困ってしまいますよね。
私は、研究者としてこの答えについて説明することができます。そして、それを医師としても患者さんや学生に説明することができるのです。そんな医師もそんな研究者も、実はあまり多くはいないんですよ。だから、私のような人間もこの世の中に必要なのではないかと考えているんです。(笑)

インタビュアー

両方を兼務されておられる若林先生のお考え、とても素晴らしいと存じます。そんな先生が、現在心がけておられることがございましたら、是非お聞かせください。

若林

今も週に1日、健康診断の仕事をしていますが、私が受診者の方にいつも期待するのは、ご自分の健康維持に対して自発的に取り組んでもらうことなのです。
そこで、私自身が大切だと考えていることは、「いかにうまく説明するか」、ではなく、「いかに理解してもらうか」、「いかに興味を持ってもらえるか」ということなのです。ですから、私の診察は、時に非常に長時間になり、かつ非常に熱のこもったものになります。興味をもってもらうためには、図を描いたり、物質レベルで説明したりと、それこそこちらも必死です。診察のあとの、受診者の方々の納得した晴れやかな表情を見るととても安心します。

インタビュアー

講師をされていらっしゃる研究室の学生の方々に対するご指導も大変熱心でいらっしゃるのでは、と想像いたします。

若林

そうですね。学生にもやはりよく似た姿勢で接しています。興味を持ってもらえるかどうかが、学生の成長にとってのキーポイントでしょうね。本当に興味を持った学生は、ある時に急激に伸びます。そんな姿を見るのは指導者として本当に幸せな瞬間だと思います。
それから、「教えることで学ぶ」といったことをよく耳にしますが、まさに日々実践しています。人に何かを教えている時に初めて、「そういうことだったのかっ!」「こういう考えもあるのかっ!」と気がつくこともしばしばでした。また、学生からいろいろな質問を受ける中で、逆に教わることも多かったなと思います。

インタビュアー

若林先生に教えていただける生徒の方々も本当に幸せですね。
ではここで、弊社が先生と出会うきっかけや、その他エピソード等ございましたら、是非ともお聞かせください。

若林

私は、週に一度、現在勤務している介護老人保健施設で健診業務を実施しています。
この健診業務を引き受けたのも、メディカルスクウェアさんからの企業健診のお仕事を多く経験していたからこそだと思っています。
企業の健診は、病院とは違い、受診人数も多く時間も限られているため、その時間の使い方や、企業・健診会社から要求されることをよく考え、理解するようになり、色んなところで、色んな人を診ることができたんです。
しばらく臨床現場から離れていた私に、メディカルスクウェアさんからの後押しがあり、そのことが、現在の業務にとても役立っているんですよ。そのことがなければ、病院での健診業務も引き受けてなかったと思います。

インタビュアー

ありがとうございます。先生にそう言っていただけますと、私たちの役割が大変重要であり、またやりがいのある任務であるということを再認識し、身が引き締まる思いです。
では、現在、施設長でいらっしゃいます若林先生が、常日頃意識されていらっしゃることがありましたらお聞かせ願います。

若林

私はこの施設を、従業員にとっても、お客様、つまり入所者の方々にとっても、心から過ごしやすいと感じてもらえる場所にしたいと思っています。
スタッフ同士がお互いを尊重しあい、成長できる場でなければ、お客様に本当の満足を提供できないと思うのです。スタッフ皆の意識の高さに支えられて、お陰様でとても温かな施設になりつつあると思っています。

インタビュアー

ありがとうございます。すべての方を大切に思われる先生のお考え、お話は、とても温かく心から納得いたしました。 弊社でも常々、「信頼関係がいかに大切であるか」を教えられております。今後も、先生方とのおつきあいを今以上に、大切にして参りたいと存じます。

本日は、お忙しい中、誠にありがとうございました。

プロフィール

若林先生

介護老人保健施設 ケアポート栗東 施設長
若林 保良 (ワカバヤシ ヤスオ)

1972年 京都府立医科大学 卒業
1978年 京都府立医科大学大学院 医学研究科(博士課程)修了
1979年 京都府立医科大学 助手 生化学教室
1979年 米国ノースカロライナ大学 医学部 生化学教室 留学
1985年 京都府立医科大学 生化学教室 講師
1995年 京都府立大学 人間環境学部 非常勤講師
2000年 明治鍼灸大学 非常勤講師
2010年 介護老人保健施設 ケアポート栗東 施設長 就任

有限会社メディカルスクウェア(医療系人材サービス・紹介)医師専用ダイヤル:0120-411-499(無料)
本社:〒542-0081 大阪市中央区南船場4-11-17 船場MKビル7階 TEL:06-4704-6640 FAX:06-4704-6641 
有料職業紹介事業許可番号 【27-ユ-300102】

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